すずきくんの人生
「山田くんは、ボクが死なせたようなものだ…」

ーーー残念ですが、即死です…。リードを引っ張ったお陰でたいしたケガは、していませんが 打ち所が悪くーーーーーーーー。


「ボクが…」


「ワンワン」
お父さん…


山田くん… お父さんのせいちゃうよ!!自分をせめやんといて!!


林がお父さんの手を舐めて 見つめていた


「林くん…ありがとう。山田くんは、家族だったんだ…山田くんが亡くなった後、少しずつ家族がバラバラになり出した…。 山田くんを忘れるために 働く事ばかりに なっていった」


お父さんは、そう言うと

ポタ…っと水を流した


クゥ~ン…


< 118 / 148 >

この作品をシェア

pagetop