ありがとう。








美喜の病室は4階だ。



俺たちはエレベーターへと歩く。





エレベーターから降りた直後、俺たちの目にあり得ないものが映った。








バタバタッ


「杉崎先生は?!」


「もう、準備に入っています!!」






廊下の奥から声が聞こえた。





「何かあったのかな?」



「今、9時くらいだよな。」




ガラガラガラッ






「早く手術室へ!」




看護師さんの声と共にストレッチャーの車輪の音がする。





ちょっと待て。



さっき、看護師さんは確かに言っていた





『杉崎先生』


とーーーーー









< 261 / 288 >

この作品をシェア

pagetop