ありがとう。






だから、


泣かないで。




「だからっ・・・・今度は、私に救わせて下さい。」




声が震える。



涙が止まらない。




きっと、奏君は部屋から出て来ない。





でも、どうしても、言いたかった。



だって、私はあなたに救われたから。





「奏君。・・・私はあなたの友達なんだよ?」






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