抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。



純くんが海に向かって歩いていく。



私も後をついていく。







私の前に現れた掌…。



まぎれもない純くんの掌。



『ほら。危ないから。』




そう言って純くんは私の手を握ったんだ…。









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