20100228-Anniversary-
『・・・ははっ、緊張した。』


そう言って両手で顔を隠す大輔、に思わず笑みが零れる。


しかし、実に物足りない。


初めてのキスだからこれで我慢するべきなのかな?でも、今度いつ会えるか分からないし・・・。


『・・・ねぇ、大輔。』


正直に言っても良いよね、めちゃくちゃ恥ずかしいけど。


『ん?』


『ごめん。もう一回したい。』


『・・・え?』


照れながら言うと、大輔は一瞬驚いたけど次の瞬間は苦笑した。


何それって言いながら、もう一度キスしてくれた。


今度は少し長めー・・・。


唇が離れた後、何か無性に淋しくなってしまった私は今度は自分からキス。
トンっと肩を押して彼はベッドに倒れこんだその隙にー・・・


『うわっ、陽菜・・・んんっ。』


小鳥のように連続で数回チュチュチュ。


そしたら


『も~・・・キス魔。』


って笑顔で言われて、彼の笑顔にノックアウト。
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