20100228-Anniversary-
『わかった。』
何と私だった。
『まじ!?』
浩がぱぁぁっと笑顔になった瞬間に、私と彼の《好き》の温度差があることに気付いた。
・・・相当この人私のこと好きなんだ。
こんな気持ちのままファーストキスしていいの?
怖気ずいて、咄嗟に
『なーんちゃって。』
あっ、ヤバッ・・・。
『・・・・・。』
捨てられた子犬みたいな目をする浩輔。
そうだよね、付き合ってるんだもん。
・・・覚悟決めるか。