なつみかんの花びら




触れ合うおでこの距離がもどかしくて、嬉しくて。




彼のおかげで好きになることができた夏。


そんなとある日。






わたしはまだ、幸せでした。






ずっと、幸せだと思っていたのです。














『愛の花』が散らないなんて、決まってなどいなかったというのに。









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