君のすべてを
あたしはシーサーの置物を買った。


家の守り神。

駿にあげるんだ。

駿になにかあったら嫌だから。


大好きだから。


・・・よし、謝ろう!


これ持って。


あたしはレジのところで会計を済ませると駿のところへ行った。



「駿!」


ずっとこう呼びたかったの。


好きだから。


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