Finale Love
見えないから不安になることもあるけど。

でもそれを求めたらきりがない。

だから人は目の前にあることをあきらめず精一杯やる。

結果がダメだとしても。

今までの私はそんな自分をあきらめ逃げてきた。

でも、回り回って必ず戻ってくる。

それがどんな事柄でも。

目を背け逃げてきたぶん同じように戻ってくる。

自分が乗り越えられない限り・・・。

その中で得るものがあれば、失うものもある。

でもそれは・・・

まだ見ぬ未来の自分に出会うための道のり。

その道のりから逃れることは出来ない。

けして逃れてあきらめてはいけない。

自分自身が望んでることだから。

辛い出来事も、悲しい出来事も

苦しい出来事も、楽しい出来事も

全ては未来に繋がる自分への道。

『かけがえ』のないものは自分のすぐそばにある。

そのことを教えられた気がした。

弥生はソファーに横になってしまいそのまま眠りについてしまった。

翌日の朝。

yasuはいつもどおりに事務所に行った。

弥生は雄祐がいる福岡に向かうために荷物をまとめていた。

このままyasuさんに何も言わずに出ていったら怒られるかな?

でも、yasuさんの顔見たら、いけなくなりそうで怖い。

本当はyasuさんに一言いったほうがいいんだけど・・・。

yasuさんがいない今のうちに出ていったほうがいいんだろうな。

少し寂しいけど・・・。

でも私の気持ちはもうー決まってるから。

きっとyasuさんはそれをわかってる。

だから、昨日あんなことを言ったんだろうな。

ホント、yasuさんにはかなわない。

でも・・・。

最後に手紙だけ書いて出ていこう。

弥生はペント紙を出し自分の正直な気持ちを綴りだした。
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