寮の夜は甘い夜。





楓はさっきから私が息できるように時折口を離して酸素の入り口を作る。









そして私が息を吸うとまた、キスの雨が降ってくる。









これが、ずっと続いていた。









なんだろ、酸素は足りてるはずなのに、段々頭の芯がぼおっとしてる。









「ふぁ....っんぅ.......ん、」









なんか、自分でも恥ずいくらい声出てないか?









「かわい、そんな声出して、誘ってんの?」









「さっ、そってなん....か、なぁ、んぃ」









「誘ってるようにしか聞こえないんだけど。」









くそっ。









なんで普通にしゃべれんのよ









声からして、楓はまだまだ余裕そう。









さっきどんだけキスしてたんだよっ









おかしなことに、なんか、眠くなってきた。









この状況で、眠い、なんて、









楓は気づいているのかいないのか、ずうぅっとキスしてる。









目を閉じたまんまだからどんな顔してんのかわかんないけど









っあ、やっば、ねむ、、、









私は、本日二度目、意識を手放した。




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