Cafe Ragazza
布団から出て、キッチンへ向かう。

歩く度、足の裏が黒くなる。

少し歩くと、特に新しい訳でもないが、使うにはさして問題はないキッチンが見える。
私は、一週間前に先送りした冷蔵庫の扉を開けた。

中を覗くと、当然の如く何も無かったので、仕方なく外に出ることにした。

支度を済ませると、疲労で重くなった足を引きずるように動かした。





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