双子の物語



「はいっ。できた」





さっきは、見た感じ腫れてないと思ったけど、全く腫れてない訳じゃなかったから、
保健室にあった氷で足を冷した。





これ以上腫れるとダメだしね。





「さんきゅ。……」





どきっ……。





なんだ今のっ!?





「う、うんっ。」





"さんきゅっ"ていいながら、目を細めて、何故かいとおしそうに笑った。





その顔が、色っぽくて……。






それを見て、胸がどきっと……。


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