Pure Love*〜優しいキミに恋をして〜

タスケテ










【ren side】











高2の冬












図書室で手を伸ばして届きそうで届かない場所にある本を一生懸命取ろうとしていた女子を見かけた












157センチくらいの別に小さくもなく大きくもない身体をウンと伸ばしながら











特に意味はなかったがなんとなくそんな女の子に本を取ってあげた












そしたら






「すみませんっありがとうございます!」












普通のあいさつ











顔も一般的に普通













ただ俺にはその子がものすごく可愛く感じた














笑顔が凄く可愛かった










正直、女は黙っていても寄ってくるし困ってはいなかったけど












俺はその頃から告られる度にその子を思い出して彼女が作れなくなった










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