秘密の2人
入学してから優羽と蒼空は注目の的だった。


『歴代最高得点、同率首位の2人』


という肩書きで2人は周りから興味、嫉妬の目で見られていた。


しかし、優羽はそんなことは気にしない。
幼い頃からそんな状況に慣れている。


〔人を羨む暇があるのなら、その時間をもっと有効に使うべきだ〕


優羽は努力して今の自分を築いてきた。
決して、『生まれつきの天才』なんかではないのだ。



〔あいつはどうなんだろう…?〕



優羽は蒼空の事が気になった…。


優羽は初めて自分以外の人間に興味を持ち、意識するようになる。
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