ONE SIDE LOVE



彼女と再会した数時間後、俺はバイトを終えた星也と俺の部屋で二人でいた。


やはりというか、将士とゆづは上手くいったようで今日は将士の家に泊まる事になったのだと、星也が複雑な面持ちで言っていた。


――友達に対する思いと、姉弟に対する思いで、いろいろと思うところがあるんだろうな…。


俺がそんな事を思っていた時に、星也がおもむろにベッドにあったあのタオルを掴んだ。


「あれ…これ久しぶりに見た。翔真のお気に入りだよな?」


星也は周りをよく見ていると思う。

友人のタオル一枚を普通覚えているだろうか、もしかすると俺のあの女の子………純麗ちゃんに対する気持ちも星也はとっくに分かっていたのかもしれない。

何でも出来て、王子様なんて呼ばれている隣の星也を見ると、俺の心なんて簡単に見透かされているように思えて悔しかったため、その頭を思いっきりぐしゃぐしゃとなでまわしてやった。




「私は三度目を信じてみたいです。」




END


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