恋のち、飴玉

*ゆ









「ねえ、もしも自分が、」




真昼の灯台の中、ぽつりと置かれたベンチに腰をおろす。


「自分が、人類最後の一人になったら、どうする? 」


窓の外に延々と広がる海を見ながら、何の気もなしにそう口にする。


「……お前は?」

「あたし?うーん、まずは寝るかな。学校も何もない日常を謳歌するの」


今日の海は比較的静かだ。波もそんなに高くない。


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