密と蜜~命と共に滴り堕ちる大人の恋~
 日曜日の朝、ベッドの上でしてもらう腕枕が好き。

 尚輝のちょっぴり筋肉質なその腕と私より少し高めの体温に心安らぐ。


 横を向くとサーモンピンクに染まった私のノーメイクで純な頬っぺが、サーフィンで日焼けした尚輝の腕に触れる。


 そのうちもっと近づいて、頬っぺと頬っぺをくっつける。


 二人の頬っぺは、どっちもプルプル。夏のフルーツゼリーみたいで照れちゃうくらい気持ちいい。

 気持ちよくて尚輝の頬っぺをちょっぴりかじるように唇を柔らかくスライドさせた。そのゼリーの果汁は100パーセント。



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