「LIFE」 作:希星

君に出会えたときは
もう会えないと思ってた
その後もたくさん会えたとき
君と僕は運命でつながれてると
勝手に思っていた

学校の門を通り抜けたとき
君とぶつかって
笑顔で君が
「大丈夫?」
と聞いてくれたとき
僕は 君に一目ぼれした

名前も聞いてなかったし
学年もわからなくて
顔しか知らないから
もう会えないと思ってた

だから
君にまた出会えたときは
うれしくて 君に近づいていった
君と少しでも話せればいいなぁと
そう思って 君の近くに行ったとき
君に名前を呼ばれて
僕は一瞬 黙ってしまった

君に名前を 覚えててもらえた
そして 君から
ありえない言葉が飛び出した

「好きだよ」

その言葉を聞いて
僕はうれしくなって
君の言葉を ずっと 心の中で
リピートしてた
そのとき 僕の生活に
君は必要なんだって
思えたから 僕も

「好きだよ」

そのとき 気持ちを
伝えることが出来たんだ
< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop