いつかまた、君の隣で



「なんで同じクラスになれたってのに話さないわけ?」



梨沙が頬杖をついて気だるそうに聞いてきた。


その質問に私は少し気持ちが沈んだ。




「だ、だって一回しか話したときないし…」



全然、他人だし…。




「なのによくこんな好きになったね」


あははと梨沙は笑った。






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