藍色
第十章:最期の授業
あーあ。今日からまた学校だなぁ…。行かなきゃ。歩くのだるいしっ!!
藍花は目を覚ました。
「goodmorning!!」
「good…って藍花か!!なに英語使ってんのよ~。びっくりしたじゃない。」
「なんとなーく!!」
「だろうと思ったけどね。」
「だったら聞かなくていいじゃんよー。お姉ちゃんおはよ!!」
「あ、愛海。goodmorning!!」
「へっ?今何語しゃべった?」
「English!!」
「イングリッシュ?」
「英語よー愛海。」
「ありがとお母さん。」
「じゃ、あたし時間だし支度したら行くわ~。」
「愛海も!!愛海は小学5年生~っ」
「なんじゃそりゃ。あたしは中学1年生~っ」
「お母さんは永遠の17歳~っ」
「違うでしょっお母さん!!」
「お母さんはもう約40でしょ!!」
「はずかし~っ」
「言わなきゃいいのにね。」
「じゃ、そろそろ行く!!」
「行ってらっしゃい!!」
「行ってきます!!」
「愛海もそろそろ準備するっ!!」
「そうねー。」
…数分後。
「お母さん!!愛海行ってくるね!!」
「うん。行ってらっしゃい!!」
「ばいばい!!」
「頑張ってね~」
「うんっ!!」
バタン。ドアの閉まる音がした。
「みんな行っちゃったなぁ~。お父さんは昨日から帰ってこないし。静かだなぁ…。」
お母さんは1人で黙々となにかをはじめた。その頃…
「everyonegoodmorning!!」
「うわっ!!」
「ひっ!!」
「誰かと思った~」
「小柳かよ。」
「sorry…すみません。」
「お前外人じゃねーだろ?」
「もちろんっ!!由宇紀ー美緒梨ーおはよ!!」
「おっはよー藍花。」
スタスタ…
「あっ美緒梨待って!!」
「ほっときな…。」
「うん…。」
「たぶんちゃんとワケありだと思うし。」
「まぁね。」
「あっ!!そろそろ予鈴なる!!」
「ひっ!!」
キーンコーンカーンコーン…
『うげっ!!』
「間に合ったー!!由宇紀!!おーい♪」
「藍花ー♪」
「じゃ席ついてー。読書だ。」
「おい関つけよー」
「座ってるからー」
「おい!!名谷席つけ!!」
「すまんすまん。」
「すまんじゃねーだろ。」
「はーい。」
…10分後。
キーンコーンカーンコーン
「起立!!…きをつけ…礼!!」
『おはよーございまーす』
「今日は専門委員会があるので忘れないように。」
「えー。」
「めんどくせー」
「あと学級委員はこのあとベンチ前に集まって下さいだそうです。じゃ1時間目の準備していいよー…って体育か。」
「ねーどーしよー。次テストだよーっ実南ちんっ」
「ねー。那都華~。」
「マジやばい。てか着替えよー♪」
「チャイムな…」
キーンコーンカーンコーン…
「なったよ実南ちんっ」
「うん♪行こ。」
「藍花はやく!!おいてくぞ?」
「待って由宇紀っ」
「あ、美緒梨!!一緒に着替える?」
「…今日はやめとく」
「わかった。待ってるよ!!」
「うん。」
「ごめんお待たせ!!」
「遅いよー。」
「ごめんごめん。行こ!!」
…数分後。
「行こっ♪」
「うん!!」
「由宇紀ってさ、どんな話が一番好きー?」
「なによいきなりー。藍花は?」
「あたしは~変なの!!な~んちゃって。」
「なんじゃそりゃ。」
「由宇紀は?あ、ついた。」
「ん~恋バナとか?」
「お~♪」
キーンコーンカーンコーン…
「あっ。」
「はいじゃあ号令ー」
「号令かけま~す。気をつけー。礼。」
『お願いしまぁす』
「はい。じゃあ今日はテストです。テストの間はみんなでドッチボールをやって下さい。はいじゃー移動ー。」
「ドッチボールかぁー。あたし嫌い…」
「えー楽しいじゃーん!!」
「実南ちーんドッチボールとかマジだりぃー」
「マジだりぃわ。化粧してよっか。」
「わかったっちゃ」
「あっまたあの2人…」
「ほっとけほっとけ。」
『あたしらだりぃからやっててちょー』
「…。」
「やろっか。」
「jumpball!!」
「いぇーい♪」
…数分後
「那都華!!テストだっちゃ。」
「だりぃだりぃだりぃだりぃー!!」
「あたしもだっちゃ。」
『お願いしまーせん。』
「はいじゃあやってー。」
…5秒後。
「実南はC゜那都華はC。」
『へーい。』
「まじだりかった。」
「化粧しないとあたしの顔マジキモいし」
「あたしもだっちゃ。」
「あーやっぱ化粧はいいね~!!」
「落ち着くわ~」
「あと少しだっちゃ。」
「マジか」
「マジっすよ」
「あーっへんなとこぬっちまった」
「那都華マジパネェ」
「パネェパネェ。落とすわ。」
「那都華あたしもしくじったわ。」
「マジだー!!仲間仲間。」
キーンコーンカーンコーン…
「あっやべ」
「戻ろ。」
「別によくね?」
「そうだぁ。」
こうして1日は過ぎてった。
「委員会終わったー♪やっと部活いけるねー♪」
「やったぁー♪」
「じゃ、行こっか。」
「うん!!う゛っ…」
「あ、藍花!?」
「…。」
「ちょっとだれかぁーっ待ってて!!藍花!!たのむ!!」
…数秒後。
「小柳さん!!」
…さらに数分後。
「救急車!!」
「はいっ藍花ぁーっ」
…またまた数分後。
「たのみますーっ」
「ひきうけました。」
「いくよ!!柏葉さん!!」
「はい!!」
「見守るよ!!」
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