女子高校の男子高生?!
麗はそっけなく答える。

「なんで教えてくれなかったの?はるばる来た、って、麗どこに住んでたの?」

「わりぃな。田舎だよ」

「そうなんだ・・・。ビックリだよー」

「ははっ、まぁ知ってる奴はいなかったからなぁ」

麗はどこか寂しそうに笑う。

何か、あるんだ。

麗は何か隠してる。そう気付いても聞けなかった。

なぜならその”何か”は私には入り込めないと感じたからだ。

でも・・・。それでも。
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