不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生【完全版】
 その事実を知ったMAIの彼氏はすっかり意気消沈した。


もしかしたら、ラブデスゲームの被害者になるかも知れなっかたからだ。


自分が好きになった男の気持ちを掴むためには手段を選ばない。
彼女もきっと邪悪になっていたのだろう。


MAIやみずほは別として、女性は怖いと思った。


でも何時かは俺も恋をしたい。

みずほのことを忘れるつもりはないけれど、いつまでもウジウジしていたらみずほが悲しむと思ったんだ。




 街はクリスマスツリーが輝いている。

俺に新しい恋人でも出来たらきっと二人で……
何て思いながら木暮と見ていた。


でも一つ困ったことが起きた。
すっかり女装に木暮が嵌まってしまったのだ。


「今後はもっと上手くやるから又手伝わせてくれ」
木暮がはそう言いながら叔父さんにウインクした。


(――えっー!? もしかしたら俺の相棒?

――やだ、益々サッカーが出来なくなる。

――あぁ、俺の夢が……

――でも、それもいいかも?)


「なぁ、また女子会に潜入しようよ」
木暮が俺の耳元で囁く。


「でも学校に知れたら大変だぞ」
俺はさも知り尽くしたように言ってやった。


「女装なんて、仕事だけで充分だ」

俺はそう言いながら、叔父さんの奥さんのワンピースを見ていた。


(――そうだよ。浮かれている場合じゃなかった。

――叔母さんの敵討ちが先決だったんだ)


形見のワンピースにそっと触れる。


(――叔母さん待ってて、必ず叔父さんと一緒に犯人を探して出してみせるから

――俺達は、同士と言う絆で結ばれている)

俺はそう感じた。


そっと叔父さんを見る。
優しそうな眼差しが、余計に悲しく映る。

その途端。
心がジンジンと疼き、新たな闘志に掻き乱さられていく。


俺は改めて、事件解決を誓っていた。




完。




< 122 / 122 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

十五歳の系図

総文字数/8,242

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
法律が変わるので今しか書けない物語です。 全ての章はアイと読みます。()の中は意味です。
不完全な完全犯罪ZERO

総文字数/207,424

ミステリー・サスペンス46ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
この作品は他サイトでも公開中です。 小さな探偵事務所を経営している叔父と何時の間にかバディとなる霊感がある高校生の瑞穂。 そんな二人+瑞穂の親友の事件簿です。
不完全な完全犯罪・瑞穂の叔父の事件簿

総文字数/22,942

ミステリー・サスペンス5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
この作品は他サイトでも公開しております。 高校生のアルバイト探偵磐城瑞穂とバディの元刑事の叔父の物語です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop