say my name -キミノ スキナ ヒト-



「あー、高校生一人じゃ
大変だしねー。」









「…まぁ…。」





















確かに、あの人のお金で
あたしは暮らしてる。





でも、けして

あたしが一緒に住みたいと
望んだわけではない。




望むわけがない。



























「用事、済んだなら帰って?」

























冷たすぎたかとも思ったけど、
太一は気にしてない様子で
「またな」って言って帰った。











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