say my name -キミノ スキナ ヒト-
なぜか大きなため息をつき、
あたしの肩に腕を乗せた。
「太一とだよ。
荷物届けに行ったじゃん?」
「あぁ…、昨日の…。」
進展もなにも、
イツキさんと住んでること
知られちゃうし、
冷たくしちゃったし、
そのあと
イツキさんに抱かれて…。
本当は進展どころじゃないのに。
でも、
なにも知らない壱佳に
イライラしてるなんて、
あたしサイテーだ。
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