天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「龍君」
お父さんが龍を呼び、龍の耳元で何かを言った。
「っな……!」
り、龍の顔が…赤くなってるっ!
お父さん何言ったの⁉︎
「沙羅、元気でね」
「うん!お母さん達もね!」
「…ありがとございました」
まだ顔を赤くしている龍と一緒に、あたしは帰って行ったのだった。

「ねぇ龍。さっきお父さんになんて言われたの?」
「は⁉︎べ、別に何も…」
『今度は結婚の挨拶に来なさい。それと、避妊はしっかりするように』
「…何も言われてねぇよ」
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