天然鈍感美少女と甘々裏表王子
第5章

バレンタイン

【沙羅side】
「だからさぁ、聡君は私に冷たいんだって!」
「仁なんて、私に興味すらないみたいに突き放すのよ」
「「どう思う⁉︎」」
いや、どう思うと言われましても…
今あたし達は龍とあたしの部屋でガールズトーク中。
「あ…じゃあさ!ちょうど1週間後バレンタインだから、渡してみたら?」
「バレンタイン…うん!そうする!」
「じゃあ3人で作りましょ。いつも沙羅の部屋だから今度は私の部屋で」
「「分かった!」」

────
「まずは材料ね」
バレンタイン前日。
あたし、和恵、舞はスーパーに来ていた。
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