天然鈍感美少女と甘々裏表王子
昨日聡達とあんなにはしゃいでたのに…
「こんな夜に…ごめんね」
「いや。すげー嬉しい」
俺は椅子に着き、沙羅も座るのを待っていた。
「ん?沙羅食べねぇの?」
「え…っい、今から食べるの?」
「あぁ。それ、シフォンケーキだろ?俺大好物だから」
「!そっか」
少し照れながら沙羅は椅子に座ったのだった。
「ん。美味い」
「ほんと?良かったぁ」
俺が一口食べると、沙羅は安心したような笑みを見せた。
でも…
「沙羅」
「ん?」
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