天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「チュッ」
と音を立ててキスをしてきた。
「何突っ立ってんの。早く飯」
ううっ…
なんか…
なんか…
「ずるい…」
「ん。なんか言った……」
ふん!仕返しだもんねー!
「お、前…急にキスすんなよ!」
「きゃっ」
人に言えることじゃないと思うし、急に頭ぐしゃぐしゃやられたら髪崩れちゃうのに…!
「はぁ…ほんと、もう何なんだよ…」
て、照れてる…っ
「も、もしかして照れているのですかな?」
「は!?違うしっ」
いやいや、顔が誤魔化しきれていませんよ。

そんな、いつもの日常だった。
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