天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「はい!じゃあ最後は龍ね!まぁもう聞かなくてもわかってるけど…」


少し顔を赤らめている聡が俺の方を向いた。


「特に言うことはないと思うけど…あ、プロポーズした」


しーん


こういう場面でこの言葉を使えばいいのかなどと一人で納得していると、やがて聡の方から「は!?」と言う言葉が返ってきた。


いや、仁と同時だったかもしれない。


「お前…本気で言ってる?っていうか何でまず俺たちに話さない⁉︎」


「ごめん。てっきり言ったもんだと思ってた」
< 319 / 347 >

この作品をシェア

pagetop