天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「おはよー!」
あたしは、教室にいるみんなに向かってあいさつをした。
でもみんなは、急に顔を赤く染めて鼻血を出してしまった。
「え?みんな、どうしたの?」
あたしは、近くにいた和恵に聞いてみた。
「ねぇ。和恵!みんなどうしちゃったの?」
「いや。赤くなってるのは沙羅ちゃんに関わってるとおもうよ?」
と真剣な顔で言ってきた。
「えー!あたしがみんなになんかしたの⁈」
「えー。しましたとも」
うそ!あたし、なんかしたっけ?
あまり状況をのみこめていなかったが、和恵は「さぁ!その話は終わり!」と言って、これ以上なにも聞けなくなった。
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