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食べなきゃ…!!

買い物カゴに手当たり次第にお菓子を放り込んでいく。普段なら絶対に口にはしない油たっぷりのスナック菓子も、今日の真紀は関係なくカゴに入れる。

菓子類の後はジュースコーナーへと向かい、普段なら飲まないカロリーの高いジュースを次々にカゴに入れた。

一心不乱にカゴに入れる真紀の姿は、普段を知る人間には到底信じられない姿かもしれない。真紀はそれを自覚していて、わざわざ遠くのスーパーやコンビニを選び買い物をする。


精算して重い袋を手に持つと待たせていたタクシーへと乗り込んだ。
運転手はバックミラーで真紀を確認して、車を発進させる。


「パーティーですか?」

「……はい」

「楽しそうですね」

「…だといいけど」


真紀は自分が買った荷物を見てみる。袋からはみ出たお菓子やジュースは、けして一人で平らげるような量ではない。
自分が選び買ったものを眺め、溜め息を吐き涙ぐんだ。


 
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