orders!
…で、結局昨夜はそのまましちゃったっていう。
翌日の夕方、仕事を終え会社のビルを出た私は、いつものように通りを歩いていた。
思えばいつも、私は和馬に丸め込まれてる気がする。
向こうも絶対分かっててやってるよね…あぁ、そこで負けてしまう自分が憎い…!!
「…はぁ、」
だって、仕方ない。
あの目に見つめられたら、心の中の変な意地もどうでもよくなってしまう。
いつまでたってもドキドキがおさまらなくて、好きだってまた思い知る。