初恋はユーレイ君と!?









━━━━━━━━━━…………、、








再び、眩しい光が目を襲ったかと思えば、







あたしは病院の廊下の角に座り込んでいた。







━━━━━━拓也くんの笑い声が聞こえる……。















あたしは立ち上がり、角を曲がった。







……………━━━━いつの間にか手術室の赤いランプは消えていて、






扉が開いていた……………。








拓也くんの笑い声は、その手術室の中からだ。









あたしは走って手術室の中に飛び込んだ。









「拓也くん!」







「おう!結香ちゃん!」






移動用ベッドに横たわりながら、笑顔で手を振る拓也くん。






周りには、拓也くんの家族と、お医者さんがいた。








「………………よかった…………無事で…………」







真斗…………拓也くんは生きたよ!






許してあげてね!







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