初恋はユーレイ君と!?
あたしたちが来たのは、あの遊園地。
前、拓也くんにふられた場所。
遊園地は、クリスマスカラーに埋め尽くされ、
キラキラ輝いている。
「さすがにジェットコースターはさみぃな」
「やだ!乗ろうよ!」
「まじかよ~」
あたしはすっかり、ジェットコースターが大好きになっている。
寒いのなんて、我慢すればいいんだし♪
「じゃぁ三台だけだよ?(笑)」
「やったーーー!」
━━━━━………ジェットコースター後、
「寒いよ、なんで乗ったんだろう……」
「アハハハ!結香が無理言うからだろ?」
「止めてよ!」
「はぁ?(笑)俺のせいかよ(笑)」
「もう乗らない!(笑)」
「いや、もう一個乗ろうぜ。」
「やだ!」
「〆に、あれ。」
拓也くんは、地上高いところを指差す。
その指の先には、
「観覧車………」
「あれなら寒くねーぞ?」
観覧車か…………いいかもな………。
でも、〆に、だから、まだまだ後かな乗るのは。
「んじゃ次はお化け屋敷~」
拓也くんに手を引かれて、あたしたちはお化け屋敷に入った………。
━━━それから、お昼ご飯を食べ、ベンチで休憩し、クリスマスツリーの前で写真を撮った。
通りすがりの人にスマホを渡し、ツーショットを撮ってもらった。
「美男美女ね、あなたたち」
撮ってもらった人にそう言われ、二人して照れた。
……なんだかんだで、もう6時。