【BL】純と愛の青春ライフ



「瑞希ー♪」



――ビクッ!



肩が大きく震えた。たぶん陵のせいだ。



声のした方へ振り返れば、そこにいたのはひかりだった。



ひかりは俺の元へ駆け寄ってくると、頬を赤くして小さな袋を手渡してくる。



可愛らしく飾られた透明な袋から覗く中には、チョコチップクッキーが数枚。



「ふふ、プレゼント」



「え?今日って何かあった?」



「ううん。昨日急に作りたくなって作っちゃった」



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