大好き



自分でも驚くほどに冷静だった





「危ないっ!!」




そう言って君は私の前に出た





そして、一瞬のうちに私の前から消えた




周りを見ると、君が少し離れた所に横たわっていた





君の側に駆け寄ってしゃがみ込むと、君から赤い液体が出ていた





「ねぇ、さっきの続き言ってよ。ねぇ!!」



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