あめいろにっき
*ナミダ*

プロローグ



「あんたなんか生まなきゃよかったのよ!」

いつもの様に投げ捨てられる言葉。

「あんたのその醜い顔なんて見たくもないわ!出ていきなさいよ!」

彼女は本当にあたしの母なのか。
こんな風に不思議に思ったことは何度もある。
何度も何度も捨てられた。

でもそれはしょうがないの。

あたしが全て悪いのだから。

あたしが原因なのだから。








あたしの家族がボロボロになったのは、今年の6月のことだった・・・ー
< 1 / 19 >

この作品をシェア

pagetop