あめいろにっき
*人生*

絶望 (萌side)

到底あたしには居場所がなくなった。

帰ったら、またヤられる。


そしてあたしはボロボロの体のまま街へ飛び出した。


とりあえず街をブラブラしていた。

お金もなにも無い。財布は家に置いてきてしまった。

すると・・・
「お嬢ちゃん、ひとり?」

40代後半くらいのおじさんに声をかけられた。
コクン・・・あたしは頷いた。
「よかったら、そこでヤらない?結構な額は払うからさ!」
えっ・・・。

・・・


あたしには戸惑いがあった。
このままヤればお金がもらえる。けれどこんなおじさんとはヤりたくない。
「5万でどうよ?」

・・・

5万という数字に気持ちが揺らぐ。

お金が無いと生きてはいけない。食も水もなく飢えてしまう。

あたしは決意した。

「ぃぃですょ・・・。」
小声で言った。
「お嬢ちゃんノリがいいねぇ!さぁさぁ、ホテルに向かおうか!」
あたしはおじさんの誘導でタクシーへとのった。
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