本気で大好きでした。


那緒から聞いて知ったけど、お父さんとお母さんは那緒がデキてから付き合って結婚したらしい。

ってことはお母さんは、今のあたしの年で妊娠したんだ。

もうママだったんだ…


「ってかさ、那緒いるって知って思ったんだけど、お父さんとお母さんっていくつの時に付き合ったの?」


れな~…
ちょっと察してよ…


「…あぁ、那緒がデキてからなんだよ」

「ふ~ん」

「那緒産まれて結婚して… 
でもお金がなくて2人で働いた。それで那緒を育てる時間も余裕もなかった。それでお義母さんにお世話になったんだ。

那緒には本当に申し訳ないことをしたと思うし、寂しい思いもたくさんさせてしまった…。理緒にも麗那にも。

こんなお父さんだけど、一緒に暮らしてくれるか?」



お父さんがすごく弱々しく見えた。

小さい頃から見てきたお父さんは、若くてかっこよくて、働きマンで、運動できて、いつも元気でニコニコ笑っていて、自慢のお父さんだった。


そんなお父さんが、すごくちっぽけに見えた。












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