本気で大好きでした。

「はぁーっ。 美桜ちゃん来てなかったら3人揃って遅刻だったな!」


陽太くんが近道を知っていて

それに、みなさん足が早いようで

あと、5分も余裕がある。


あたしはヘトヘト。


教室に入り、席に着くけど、あたし・美桜・彼方は席がまとまっているけど

陽太くんは少し前に座っている。


「陽太も、俺の前の席来ればいいのに」

「ほんとね〜。早く席替えしたいかも」

「授業中、喋りながらサボれるしね」


あたしが言ったあと、「理緒は授業中サボることしか頭にないのか!」って美桜に突っ込まれた。

あたしと美桜のやり取りを聞いて笑っている彼方。

平和だな〜と思う。


それから、美桜が前を向いたせいで、沈黙が続く。

彼方はあたしの方をガン見していて

視線をどこに向けたらいいかわからないあたしは

逆に彼方の方を見てやろうと、彼方をガン見してみる。


なのに…

恥ずかしくなって、あたしが逸らした。
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