君色チューリップ

突然に side愛美


「愛美ーそろそろ起きてー」

お母さんのいつもの声が聞こえる。

朝が苦手な私はなかなか起きれない・・。

「ふあぁ・・。」

私は眠たいっと語っている目をこすった。

「まだ眠いー寝る」

そう言ってもう一度布団の中に潜り込んだ。

もう季節は春。

ちょうど一年前の今頃、高校入学ってそわそわしていた時期だ。

そんなことを思い出しながら二度目の眠りについた。

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