君色チューリップ

「チューリップって愛美と似てる」

ぼそっっと呟く優希の声で現実に戻る。

「ええ、どんなとこが?」

「ピンクなとこ・・とか?」

「ええ」

ちょっと嬉しかった。

「愛美ってピンクって感じだもん」

「そ、そうかなー」

てへっと照れ隠しで頭を触りながらぺこっっと舌を出す。

「あーかわいい・・」

そう言って優希はいきなり抱きついてきた。

やっぱり優希の匂い・・好きだな。

なんて考えながらも私もぎゅっとする。

落ち着くな・・・。

時が止まっちゃえばいいのに・・。
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