約束~幸せのクローバー


田口先生は、保健室から出て行ってしまった。



「……ったく、引っ掻き回しといて都合が悪くなると逃亡か、やる事変わってねぇな」



槇野先生と視線が合う。



「とにかく、姉さんが何処まで話したか分からないけど?

天使の事は今はもう捜してない。
大崎の事を好きなのは本当だからな!」


先生の顔が赤く染まって見える。


先生の態度で嘘なんかじゃないって分かった。



「黙ってないで、なんとか言えよ?」



「私も……槇野先生が好きです!」


< 110 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop