どりーむ れしぴ♪*



「さあ、皆さん揃ったようですね。」


高貴そうな女性の高音の声が体育館に響き渡る。


「では、これから第十八年度松美野調理専門高等学校入学式を始めます。」



「最初に、校長先生のお話しです。校長先生お願いします。」



「はい。皆さん、こんにちは。
皆さんは、厳しい試験を勝ち抜いてきた選ばれた人たちです。だから、自分に自信をもってください。特にバラ組の皆さん、あなたたちは、料理人としての才能、センス、全てにおいてパーフェクトな人たちです。そして、その才能を存分に開花させるため、あなたたちには厳しい特訓、試練が待っているでしょう。ただし、選びぬかれた生徒達ですから、私はあなたたちが苦難を乗り越え無事に卒業できると信じています。一人でも多くの生徒が自分の夢を叶えられる事を祈っています。頑張ってください。」



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