不機嫌honey
シュリの部屋のベッドに座り、着替えたシュリが膝の上にやってきて。



「セイナと友達になったんだって?」

「この前一緒にご飯食べた。セイナね、あたしのこと好きだって」

「よかったな」

「今度お家にお泊まりに行くの。セイナ、お姉ちゃんみたいで好き」



素直だとこんなにもカワイイのに…。



シュリの不機嫌スイッチはたくさんありすぎて困る…。



「メシ食うか」

「ちゅーしてから?」

「ん、してから」

「大好きぃ~!!」



やっぱり俺ってシュリに振り回されてんな…。



でもなにやっても愛しく思ってしまうから仕方ない。



「あっ、もうひとり友達できた」

「どんなヤツ?」

「リムっていうの」

「変わった名前だな。学校の友達か?」

「うん、いいヤツなんだよ。あたしのこと好きみたいだけど、友達として接することにした」

「好き…?まさか男か!?」

「そうだよ~」



シュリに男友達ができたらしい。



男女間の友情?



経験上成立しねぇんだよ、クソガキ!!



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