不機嫌honey
澪王はちゃんとする人間だったのか…。



全然見えない…。



「お利口さんだったんだね」

「文句言われたくなかっただけじゃね?長男のくせに、家のことは弟に任せっぱなしだしな」

「澪王の弟、見てみたい。似てる?」

「似てねぇよ。俺は親父似で、弟は母ちゃん似。今度会わせてやる」



澪王の家族は真王さんしか知らないから、ちょっと楽しみ。



お母さんはうちのお父さんのことも知ってるみたいだし。



会ってみたいな…。



「さぁて、仕事の準備でもすっかな~」

「もう行く…?」

「ゆっくり風呂入ってから着替えて、優雅に昼メシ食って、昼寝したらな」

「一緒にお風呂入る…」

「ダメダメ。ユウリいんのにイチャイチャできねぇ」

「別にいいじゃん…」

「お前がよくても俺がイヤなの。疎外感っての、感じさせたくねぇし」



ユウリだって最近リンリン呼びまくってるのに!!



あたしと澪王は久しぶりなのにイチャイチャしちゃダメなの?



< 176 / 465 >

この作品をシェア

pagetop