不機嫌honey
小さな頃から聞いていたお父さんの好きな洋楽のおかげで、英語が勝手に身についている。



今思えば頭がよかったお父さんに英語を自然と教えられてた気もするけど。



ちゃんと挨拶しなきゃ!!



レイさんがノックしたドア。



向こうから開いた扉から顔を出したのは、テレビでよく見かける来日したときにくっついてるボディガードみたいな人。



マジで大物!!



中に入ったらオーラがもの凄い人がいた。



「初めまして、シュリです」



そう自己紹介した。



ニコッと笑ったその人。



「君が噂の日本の天使?本当にカワイイね」



ん?



どこかで聞いたフレーズだぞ?



「僕はシエル。デザイナーのジョンとは友達なんだ」

「ジョン?あの人と!?」

「君のことがお気に入りらしくて、何度か写真を見せられたよ。会えて嬉しいね」



信じらんない!!



あのメロメロデザイナーの友達!?



世間って超狭い…。



< 293 / 465 >

この作品をシェア

pagetop