最後に、恋人。




由紀の部屋の前まで来た。




・・・・・は、いいが、どんな顔で会えば良いのだろう。





あれ以来、由紀とは会っていない。




合わす顔など、オレが持ってるハズがなかった。





引き返そうとした時










「・・・・・孝之??」









買い物帰りと思われる由紀が、ビニール袋を揺らしながら階段を上ってきた。
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