先生と
走って3分。
やっと職員室に到着。







職員室にもたどり着けるようになった。


…道はよくわからないままだけど。











急いで職員室の扉をノックし開けると、先生は一人だけだった。













背は高めで、青と白を基調としたウインドブレーカーを着ている。
髪はくしゃっとくせ毛気味で、茶色がかかった色。














明らかに…あの時の先生!







そして…















うちのクラスの担任だ!


















実はあの時泣いていて、すっかり先生が担任だって忘れてたんだよね。










恥ずかしかったな…。



















急ぎ足で先生の元へ向かうと、先生は私を待っていたかのように、日誌を手渡した。













「ありがとうございましたー」














それだけ言うと、先生が、私を呼び止めた。












「野村さん」


「…はい?」



「クスッ、本田とは、どうだったん?」














…本田?








あ、本田凱!










今、自分で思い出してたとこだったからすごく恥ずかしい。







しかも、笑ってるし!














「べ、別に!凱は、関係ないですから!」














それだけ言うと、職員室のドアまで勢いよく走ってお礼も言わずに教室へ向かった。

































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