冷酷社長の極上の愛
【光輝side】

「…やれやれ」

書類に目を通しながら、

深い溜息をついた。

光司が何やら色々と動いてるのが気になり、

調べたら、

最近来ていない亜紀の事だった。

・・・

小野寺社長は、

姑息な手を使う事は、

有名な話だったから、

その事を調べるなら、まず、

小野寺社長を調べる必要があると思った。

そしたらまあ、

出てくる出てくる・・・

アイツはほこりまみれだった。

悪い事など、何とも思っていない非道なヤツ。

そんな男に騙された亜紀が可哀相。

・・・宗吾も、

なぜ、アイツのウソを見抜けないのか、

オレには分からなかった・・・


そんなことを思っていると、

秘書室のドアが開いた。
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